確定拠出年金
確定拠出年金は、公的年金の補助的な役割を担う制度で、政府の支援があるため、様々な税制上の優遇を受けることができます。投資をする場合は、まず確定拠出年金から検討しましょう。
確定拠出年金のメリット
- 掛金は全額控除(小規模企業共済等掛金控除)である。
- 運用益は非課税で、再投資ができる。
- 受け取り時は、公的年金と同じ扱い。
政府が支援している点の注目すべきことは、全額控除できることです。生命保険料控除では全額控除できません。「掛金×税率」分を節税することができます。
普通、株式取引の場合、利益を確定して売却するたびに税金が課せられます。しかし確定拠出年金の場合、運用益は拠出中は非課税となり再投資することができます。
公的年金は、雑所得扱いですが、公的年金等控除を利用することができます。簡単に言えば、優遇された控除です。確定拠出年金もこの公的年金と同じ控除を利用することができます。
確定拠出年金のデメリット
デメリットは、元本割れのリスクがあることです。リスクのある商品だということは注意すべき点です。従来の、証券会社を通した株式投資や投資信託より税制上のメリットはありますが、リスクがないわけではありませんので、その点は注意しましょう。
例えば、株式や投資信託、金投資、不動産投資など様々な投資について知っている人が確定拠出年金を説明すると税制上の優遇から強く勧めるかもしれません。しかし確定拠出年金しか知らない人にとってはリスクはありますので、高く感じる可能性があります。個人的にはこのような温度差から自分に合った投資先を選べいないことがあると考えています。