ランダム・ウォーク理論

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第12版> 株式投資の不滅の真理

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ランダムウォーク理論(1973)とは

ランダムウォーク理論は、効率的市場仮設に基づいた考え方である。過去のデータから将来の値動きを予測することは不可能であり、新しい個別銘柄に関する情報は直ちに株価に影響しているというものだ。

参考サイト

ウォール街の最新理論を活用!分散投資「最強のポートフォリオ」

複利運用の効果

複利運用の効果

複利運用であれば、受け取った利息を再投資することで、元金以上の運用利益を得ることができる。単利と複利を選べるのではなく、商品によってあらかじめ決められている。

複利運用の効果を確認する

毎月1万円を積み立て、1%の複利運用で20年間積み立てた場合、税抜きで約25.6万円の利息を得られる。積立総額は240万円である。単利運用の場合の利息額は約19.2万円なので6万円ほどの差が出る。単利か複利かの違いだけなので、できれば複利運用のできる商品で積み立てたい。

つみたてNISAやiDeCo

つみたてNISAは一定範囲の利益額を非課税にできる制度で、20年間、非課税枠を利用できる。一方、iDeCoは65歳までの間に得られた利益は非課税で再投資することができる。そのため、運用による目標額を計算する際に、複利運用の試算が参考になる。毎月1万円を積み立て、平均年3%で運用できれば、約88万円の利益となる。運用利率は投資実績によるため定まらないが、長期の分散投資でリスクをおさえつつ、リターンを目指すことになる。

貯蓄型保険と比較できる

外貨建て保険の場合、積立利率が高く、魅力がある。しかし、保険料がそのまま積み立てられるわけではなく、積立利率も費用率などが引かれてしまう。つまり積立金と運用利率が分からない状態となってしまうが、保険設計を依頼した際には、最終的な受取額をシミュレーションしてもらえる。このシミュレーション結果と複利運用で積み立てた場合の結果を比較すれば、その保険商品に対する見方が変わるかもしれない。

為替相場と保険会社の積立利率

為替相場と保険会社の積立利率

外貨建て保険を検討する際、為替相場と積立利率の推移は必ず確認しておく必要がある。積立利率は、保険料のうち運用に回された保険料の運用利率である。今回は、メットライフ生命の積立利率を参考にするが、メットライフ生命は最低3.0%の保証があるため、積立利率だけを比較すると、円建て保険よりかなり魅力的である。

円/米ドルレートは日米の経済状況によって変化する

為替相場を決定する一つの要因として、「購買力平価」という考え方がある。これは「同じ商品は同じ価格」というとらえ方で、たとえば同じハンバーガーが日本では100円、米国では1ドルで販売されていれば、為替相場は1ドル=100円となる。

為替相場と金利

米国の金利が日本の金利に比べ相対的に上昇した場合、お金は金利の高い方に流れる。日本円を売って米ドルを購入する量が多くなるため、円安ドル高傾向となる。これが一般的な為替相場と金利の関係だ。(図)を見ると、円安ドル高になっていても積立利率は上昇していない。2012年から2015年までに円安米ドル高が進んだにも関わらず、積立利率は下落している。保険会社の設定する積立利率だけでなく、米国の金利と為替相場の関係も強い相関が見られないが、この点は客観的データがそろい次第検証したい。

外貨建て保険の加入が有利な時期

外貨建て保険の積立利率は保険加入期間中も見直されるため、加入するタイミングを計る要因とはならないが、為替相場は違う。円高米ドル安のときに加入し、円安米ドル高のときに保険金を受け取れば、積立利率の変動に関係なく、為替差益が得られる。このごく基本的な為替相場と金利の知識を踏まえれば、2012年の円高米ドル安のときが最も外貨建て保険の加入に向いている時期だったと言える。2019年の為替相場を見ると、過去と照らし合わせれば円安米ドル高傾向であるため、有利とは言えないが、今後どのように動くか分からないため判断はできない。ただ少なくとも外貨建て定期預金のように短期で引き出せる商品ではないため、為替変動によるリスクは考慮しなければならないだろう。
メットライフ生命には最低保証があるため、運用益にも期待できる。ただ保険会社の積立利率を見る場合、注意すべき点もあるため紹介する。

積立利率とは

メットライフ生命による積立利率の説明は以下のとおりである。

積立利率について
●積立利率とは積立金に付利する利率のことをいいます(保険料に付利する利率ではありません)。
●積立利率は毎月1日に設定されます。設定された積立利率は、1ヵ月間、積立金に付利し、積立金を増加させます。毎月の積立利率は、その前々月のこの保険の運用実績から資産運用のための運営費率、積立金を最低保証するための保証費率、その他費用を差し引いた利率となります。
●積立金からは、死亡・高度障害保障のための費用などが毎月控除されます。
そのため、積立金がそのまま積立利率で運用されるものではありません(積立利率は実質利回りを示すものではありません)。
※控除される費用は、保険金額・契約年齢・性別・経過期間などによって異なりますので、一律には記載できません。
積立利率は年3.00%が最低保証されています。
(出所)メットライフ生命「積立利率」

加入を検討している人がおさえておきたいポイントをまとめると次のようになる。
・「保険料 × 積立利率」ではなく、「積立金 × 積立利率」である。
・積立利率から、運営費率、保証費率、その他費用に関する利率を差し引く。
・積立金から、毎月費用が控除される。
つまり、積み立てている金額とその金額にかかる利率はわからないことになる。
積立利率の最低保証から運営費率等が引かれるため、実際には3%を切ることもありうる。

短プラと住宅ローン金利の推移

短プラと住宅ローン金利の推移

住宅ローンの借入先を選ぶときには、金利の推移が気になるだろう。一般的に変動金利は短期プライムレート(短プラ)、固定金利は新発10年物国債利回りを基準に決定されている。一部のネット銀行では独自の基準金利を採用している。変動金利を選べば、今後、金利が上昇するかどうかに注目しなければならない。金利上昇により総返済額が増えるためだ。これまでの住宅ローンの金利はどのように推移したのか確認しておこう。

現行の商品は歴史が浅い

現在、金融機関が取り扱う住宅ローンは、変動金利型、全期間固定金利型、固定金利期間選択型の3種類が中心だ。今でこそ住宅ローンの種類は豊富で選ぶのが難しいぐらいだが、そもそも変動金利型(短プラ連動)や固定金利期間選択型が出てきたのは平成に入ってからだ。

平成6年9月、金融機関の取り巻く環境の変化から、個人への融資に力を入れ始めた。ちょうど、企業への融資が伸び悩み、住宅金融公庫が廃止になった頃だ。平成6年9月の短プラは3.0%(図)、そこからほとんど金利は上昇していないことになる。平成6年に変動金利型を選んだ人は正解だったといえるが、結果論である。

短プラと変動金利の関係

平成31年の短プラ金利は1.475%だが、一般的に金融機関は「短プラ + 1%」を基準金利とするため、これまでずっと変動金利型の基準金利は2.475%である。2.475%ではない金融機関は独自の判断をしていることになる。またここから融資条件に応じて引き下げ幅が設定され、最終的に「優遇金利」で融資される。