住宅ローン[借換]の選びの目標
ここでは借換の住宅ローンの選び方について解説していきます。借り換えをする目的は人によって異なります。まずはなぜ借り換えするのか、目的を明確にし、目的を達成することができる金融機関を選びます。
目標:借り換えする目的を明確にする (1) 総返済額を減らす。 返済期間を短くする。 毎月の返済額を減らす。 (2) 固定金利に借り換えて金利変動リスクを軽減する。 (3) 総返済額を減らすために、変動金利に切り替える。
一般的に借り換えする目的は(1)となりますが、リスクを軽減させるために(2)を目標とする人もいらっしゃるでしょう。目的によって借り換え先は異なりますが、新たに選択する金利タイプが変動金利であれ固定金利であれ、総支払額が最も少なくなる(借り換え効果が最も高くなる)ような金融機関を探すことになります。借り換えには審査がありますので、金融機関は3行ほどに絞り込み、審査結果を見て、最終的な判断をします。
目標;仮審査に申し込む金融機関を3行ほどに絞り込む ・借り換え効果の高い金融機関のみ
住宅ローンの情報を集める中で、年収の割に借入金額が少ないかたは総支払額が少ない金融機関のみでも構わないでしょう。ここで仮審査までに3行に絞っている(3行ほど残している)のは、審査などで希望通り借りられなかった場合に備えるためです。金利や諸費用だけで選ぶと審査結果は変わらない可能性がありますので、総支払額以外の選考理由でも選んでおきましょう。
住宅ローン[借換]を選ぶ3つのステップ
住宅ローンについてお悩みの方は、借入先を絞るにあたり、不足している点があると考えています。金融機関に相談する前に、「不足点」を補う必要があるでしょう。住宅ローンを選ぶにあたり必要なことは、「判断材料の収集」「商品性の理解」「知識の習得」の3つです。これらは商品を絞る込む際に必要な情報で、いずれかが不足していると「悩み」になります。
・必要最低限の知識を身に付ける。 ・判断材料をできるだけ収集する。 ・比較検討して絞り込む。
商品を比較検討する前に、この3点について理解し、商品を選びやすくしておく必要があります。
STEP1 知識を身に付ける
借入先は、ある程度の知識があると絞り込みやすくなります。知識は少しずつ身に付けるものですので、借入先候補の絞り込みをしている途中でも知らないことは出てくるでしょう。ここでは最低限必要な知識でなるべく早めに知っておいた方がいい知識をまとめておきます。
可能な限り借入先候補を挙げる
自分に合った借入先を選ぶ際にまず避けたいことは、先入観で商品を絞り込んでしまうことです。ご自宅や転居予定の地域にどのような金融機関があるかピックアップします。また住宅ローンには審査がありますので、必ずしも希望通りの総支払額の少ない金融機関で借り入れられるとは限りません。選択肢を狭めないためにもまずは幅広く探しましょう。
・都市銀行 ・地方銀行 ・JA ・労金 ・共済 ・ネット銀行等 ・勤務先で提携している銀行 ・企業が提携している銀行
▼これだけはおさえておきたい基礎知識
STEP2 判断材料を集める
ライフプランを作成する
もし借り換えの目的が「家計が苦しいため」であれば、家計の状況を把握するためにライフプランを作成してみるのもいいかもしれません。特に住宅ローンの借入時に作成していない人は作成することをお勧めします。ただ借り換え自体はライフプランがなくても、「総返済額を減らす」「毎月の返済額を減らす」ことが目的であれば家計の状況が良くなる場合だけ借り換えを実行しますので、借り換えの判断材料にはならないかもしれません。
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STEP3 候補を絞り込む
ここから借入先を絞り込みますが、借り換え効果が高い金融機関を選ぶことになります。借り換えをしてもよい基準を決めておき、基準を満たす金融機関で審査に通らなければ借り換えをしない、という選択肢も入れておきます。
▼借入先の絞り込みはシミュレーションで行う
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