【情報入手前と比べると】情報に触れるほど選択肢は減少する

情報に触れるほど選択肢は減少する

この文章の結論

情報入手前の選択肢は無限大

住宅ローンを選択しなければならないとする。何の情報もない、初めてで何も知らない状況では、借入先は絞られておらず、選び放題である。

そこで「固定金利型は金利が一定で返済額が変わらないため、これから教育費のかかる人にはいいですよ」と言われたとすると、その情報から抜け出すのは難しい。最初に見たものを親だと思う「刷り込み」のようだ。他の金利タイプのメリットを受けたとしても、金利が変動することを気にするだろう。

フラット35は個人でも取次店と契約することで販売することができる。フラット35を販売しているFPは固定金利型のメリットを強調するだろう仮に取次店として継続できる条件として年間ノルマがあった場合はなおさらである。基本的に「公正・中立」なFPは、固定金利型のメリットのみを情報発信することは考えにくい。なぜなら、家計の状況や個々の考え方によって、選び方が異なるからだ。

ネット情報でも営業による情報でも、最初に知った知識は強く記憶されるだろう。先ほどの固定金利型の例では、変動金利型や固定金利期間選択型を選択しにくくなるため、情報に触れた瞬間、選択肢が減少する可能性がある。複数の選択肢から選ばなければならない場合、公平な情報をもとに判断しなければならない。

ネット情報はサイトによってはアフィリエイトによる広告収入を目的としている。紹介し、そのサイト経由で商品が売れれば紹介料を得られる仕組みだ。この仕組み自体はいいが、そのことを踏まえて情報を読まなければ、間違った選択肢を選ぶかもしれない。

世の中には様々な情報にあふれており、よく聞く言葉はすべての人に当てはまると勘違いしやすい。
・変動金利型は金利が変動するため、低金利の今はリスクが高い。
・退職後の生活資金は1億円必要だ。
・年金は当てにならないので、安定している不動産投資をすべきだ。
・今ではサラリーマンで不動産投資をしている人が増えている。
など、よく聞くのではないだろか。

ちょっと保険の見直しで保険料を下げようと思ったのに、個人年金保険に加入してしまった、という人は少なくない。もちろん必要であれば問題ないが、当初の目的と結果が異なっている。またほかの商品の方が優れていることも多々ある。

このように情報に触れる前から、情報に振り回されることを意識しておかなければ、結果として営業の勧めるがままとなるだろう。自由に選択できるのに、いつの間にか「選択させられている」のである。

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