がんデータからガン保険の必要性を考える
がんは昔に比べれば、早期発見で治る病気を言われつつあります。ここでは保険のパンフレットには記載されないであろう、がんに関するデータを紹介していきたいと思います。
国立がん研究センターのデータ
がんに関する知識を知りたい場合や病院を検索したい場合など、がんに関する情報は国立がん研究センターのサイトから収集できます。
がんに関するデータ[男性]
がん保険は、性別によって保険料が異なりますので、まずは男性のデータから見ていきましょう。
がんによる死亡率[全国年齢階級別死亡率(対人口10万人)]
このグラフでは、若い年齢の死亡率が見にくいため、次の二つのグラフも参考にしてください。
なお、年齢階層別の死亡者数は次のグラフをご覧ください。
出典:「国立がん研究センター」
高齢になるほどがんによる死亡者数が増える
ここまで見ていただいたグラフから、がんによる死亡率は徐々に増え、高齢者になると一気に上昇していることが分かります。このことは想像通りではないでしょうか。次に女性のグラフも見ておきましょう。
がんに関するデータ[女性]
男性と同じく、国立がん研究センターの統計データから作成しております。
がんによる死亡率[全国年齢階級別死亡率(対人口10万人)]
同じように、若い年齢の死亡率に注目したグラフです。
最後に、死亡者数です。
がんに関するデータ[男女]
次に、男女のグラフを組み合わせてみます。組み合わせると、女性向けのがん保険のパンフに利用できるグラフになります。
さらに幼少期と高年齢期を削除したグラフです。20代~60代の女性に、「男性より死亡率が高いのです」と勧誘することができます。ただ男性より死亡率が低くても、心配な人は心配でしょうから、この比較は意味がないかもしれません。
がん保険は必要か
データだけ見れば、若いうちにがんで死亡する可能性は、高齢者に比べて低いことが分かりますが、これだけでがん保険の必要性を考えることはできません。気になるのは亡くなるまでの状況でしょう。できれば次のデータも欲しいところです。
・がんにかかった齢別の医療費
・がんと診断されてから完治するまでの日数
がんで亡くなる可能性は低くても、がんになった場合の治療費が高ければ心配ですし、完治するまでの日数が長ければ治療費がかさみますので気になります。(つづく)
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